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研修ではなく支援という形で地域に貢献

 

みなさん、こんにちは。
JEDECOM−NDC研修センターを修了し、横須賀市立うわまち病院で勤務しているNDC5期生の山田大地です。
4月からは総合診療部(総合内科・集中治療部)で臨床研修を行っており、現在は特定集中治療室で日々学んでいます。

特定集中治療室ではバイシステムを用いて全入室患者さんの回診を行っています。心臓血管術後やECMOなどクリティカルな患者さんを担当し、毎日の新しい学びに非常に充実しています。

9月26日~10月9日の2週間、東通村診療所で診療所研修を行いました。自施設で週一回の外来研修を行い、診療所での外来診療に向けて3ヶ月間準備を進めてきました。東通村診療所の概要ですが、村民約6000人の健康管理を2名の常勤医で担っており、小児から終末期までの全ての病期の患者さんが医療を求めて訪れます。

私も外来患者さんの診療に携わり、地域での人手不足の現状や特定ケア看護師のニーズを肌で感じました。
慣れない外来診療の中で病歴聴取や身体診察を行っている私に、指導医(写真右)が「“疾病”だけに着目せず、患者さんの“病い”を理解することの大切さ」について教えてくださいました。

生活指導を行う際に、“病い”に着目したコミュニケーションを意識づけると、患者さんがどんなことに困っていて、なぜ生活習慣を容易に変えることが難しいのか理解できるようになりました。

“病い”を理解しようとする姿勢は今後の看護師人生において忘れることのない学びとなりました。
初めてのことばかりで要領を得ない私にスタッフや村民の方が温かく声をかけてくださった他、仕事終わりには施設内にある温泉を使用させていただき、身も心も温まる経験となりました。
今後自施設での学びをより深め、研修ではなく支援という形で地域に貢献できる人材になれるよう日々研鑽していきたいと強く思いました。