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「診る」と「看る」を活かし多職種と協働し、これまで以上に患者に寄り添ったケアを。

東京北医療センター佐々木知子です。

私はNP・NDC研修センターでの研修を修了後、現在臨床研修に取り組んでいます。
当院は今年度ICU 4→8床HCU 8→12床へ増床しました。

私の研修目標は、「増床後にICU・HCUに入室する患者を中心にNDC修了者として活動できる。」としました。
ICUに主に入室する科から脳神経外科、循環器内科、外科をローテーションし、実際のニーズを把握することから始めました。現在は術中に医師が不在になってしまう脳神経外科での活動を中心に取り組んでいます。

脳神経外科では、超急性期から急性期対応、退院支援まで幅広い視野と柔軟性を必要とされます。
また突発的な発症に伴い、急展開で戸惑いを隠せない患者や家族介入も重要な役割の一つになっています。
また患者や家族を取り巻くすべての職種による多職種協働の重要性を改めて実感しています。それぞれの職種の特性を理解し、適切な情報収集と共有ができることで、私自身が多職種との接着剤の役目を果たし、急性期治療中から退院後の生活をイメージし個々に合わせた介入ができると考えています。

またコロナ禍で充分な面会もままならない中、突然の発症により治療および入院生活に突入し、現状把握が難しいご家族支援も大きな役目の一つと考えています。
私は慢性期の臨床経験が長かったため、急性期のケアには戸惑いも多い毎日です。知識の薄さや視野の狭さにへこたれてしまうことも多いです。
そんな中、指導医の先生方や様々な職種のみなさんに支えていただき、いっぽいっぽ歩みを進められているような気がします。

これからもクリティカルな部分の自己研鑽はもちろんのことですが、「診る」と「看る」を活かし多職種と協働し、これまで以上に患者に寄り添ったケアをしたいと考えています。