
再び登場、湯沢町保健医療センターNDCの加藤裕子です。
一雨ごとに山が迫ってくるように、緑が深く豊かになっていく越後湯沢。ウィンタースポーツの印象が強い地域ですが、実はグリーンシーズンもとても気持ちよくて、おすすめです。
ちなみに、当院のNDCユニフォームは(私の独断で)湯沢町の山々をイメージしたモスグリーン。最近では患者さんから「緑の人」として認識されるようになりました。
さて、今年度から病棟管理を任せていただくことになりました。病棟看護師と協力しながら、ケアとキュアの両立に取り組んでいます。検査オーダーや輸液の選択、人工呼吸器離脱に向けた設定の調整など、急変・重症患者への対応に加え、褥瘡治療など長期にわたるケアにも関わっています。
患者さんの日々の生活をそばで見守りながらプランを立てられるのは、地域の小規模病院ならではの魅力だと感じています。
また、全体のケア向上を目指して、「Nursing向上委員会」(某お笑い番組風のネーミングです)という勉強会も立ち上げました。看護師だけでなく、他職種も巻き込みながら、「楽しく one up!」をモットーに、にぎやかに学んでいます。
導かれる側から、導く側へ。少しずつ立場の変化を感じるようになってきました。
そんな変化を重ねながら、当院初のNDCとして試行錯誤を続けてきましたが、独りでは越えられない壁にぶつかることも増えてきました。ちょうどそんな時、最高の遊び仲間&飲み仲間でもある後輩が、NDC10期生として研修をスタートさせたのです!

NDC仲間ができる。活動が広がる。――そう思うと、後輩が研修を終えて正式にNDCとなる来年が、今から待ち遠しくてなりません。
研修中の私は、失敗も回り道もたくさん経験しました。大音量でMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」を聴きながら自分を奮い立たせて登った、うわまち病院への坂道。力不足を痛感しながら、とぼとぼ歩いた冷たい風吹く練馬駅前の大通り……。でも、そうした経験があるからこそ、私にしかできないサポートがあると信じています。
私が積み重ねてきたものに、+αを加えて、後輩にはさらに高く飛んでほしいと願っています。
そんな後輩のことを、病院全体で応援しています。
「朝、ちゃんと起きられてるかな?」「ご飯、食べてるかな?」と、同僚たちはみんなお母さん気分。センター長(関西人)は「頑張れてんやろか……」とお父さん気分。
送り出す側になって、「あれ? 私もこんなに応援されてたのかな?」と、今さらながらありがたさを感じています。
勝手に応援団団長として、一言――
「とにかく元気で戻っておいで! これからも一緒に頑張ろう!」
そして、湯沢町保健医療センターNDC・加藤として一言――
「病院のみなさん、その節は本当にありがとうございました! これからも頑張ります!」
来年度の、さらにパワーアップした湯沢町保健医療センターのNDC活動報告は、最高の後輩に託すとしましょう。
それでは皆さま、いつかどこかで。
