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特定看護師 後藤の毎日

この春に自施設臨床研修を修了しました、杏林大学医学部付属杉並病院8期生後藤香織です。
特定看護師として活動を始めて、はや3ヶ月。色々なことをやってみていますが、まだまだ、軌道にのっているとは思えません。

特定看護師は、医師のタスクシフトに大きく期待されていますが、私は看護師のタスクシフトでもあり、医師と看護師の間の「架け橋」として、患者さんの命と向き合う役割があると思っています。
ですので、特定行為38行為だけでなく、色々なことに手を出し、足を出し、口を出し、この病院にあった特定看護師の活動を考えています。

災害拠点病院で特定看護師ができることを模索中

胸痛で運ばれてきたSTEMIの患者さんのところへ走っていき、カテ室に入り、まだ少ししかできませんが医師補助をしたり、医師の手が足りていれば看護師介助の手伝いをしたり、患者さんの応援隊になったりします。
看護師たちから、採血取れない(涙)、血液培養取れない(涙)、ルートも取れなーい!時、私が代行し静脈や動脈、血管エコーまで使用して血管を追い続ける1日もあります。
1日かけてPICC5件(しかも全員入りづらかった難事例)に立ち向かった日もありました。
医師の処置では、新人看護師へ介助指導をしながら介助をし、医師が清潔状態のため私が薬剤の代行オーダーなど清潔操作以外の医師業務を担い、1度に何役もこなしている日もあります。

ICLS受講中。10期生がインストラクターで、8期生が受講生ww

困った声で看護師さんから「PICCの包交ができません」と相談うけ一緒に包交をしたり、「術後タキってしまって医師に点滴を出してもらったが効果がでているのかわからない」と相談うけ患者さんを観察し、薬剤の作用と患者の状態の指導をしたりすることもあります。
スタットコール(コードブルーのような?全館緊急コールのような?)が鳴れば、どこへいようと走っていきます。
当院ICLSコースの受講も受けたり、色々な自己研鑽にも励んでいます。
感染認定看護師と共にタイベックの着脱の練習を行ったりもしています。

今1番新しいことへのチャレンジはApple Watch外来です。最近テレビで報道されたようです。
まだ始まったばかりで医師と悩みながらやっていますが、特定看護師として、未知なApple Watch外来業務での働き方を見つけていきたいと思っています。

Apple Watch外来の患者さんの気持ちを知る為に自分でも購入

毎日目の前にあることを、ともかく患者さんのため、スタッフのためになるよう頑張っています。
色々な病棟のスタッフが私の顔を覚えてくれて「後藤さんがいてくれてよかった」と言ってもらえるようにもなってきています。
また昨年度研修した科の医師が研修終わった今でも「後藤さん、○○の処置あるけど一緒にやろう」と声をかけてくれたり、わからないことがあり質問しても忙しい中丁寧に教えてくれます。

そんな毎日で、結局夕方思うことは「こんなのでいいのかな?????」と、当院の1期生で、私が活動の道を作らなければいけないのに、、、、と落ち込む日々です。
自分1人の力では難しいと思うので、看護部長や副部長にいっぱい相談をし、今頑張っている9期生、10期生を巻き込んで、数年後には、どでかい道になっているよう、頑張っていきます。

(※当院では特定看護師と呼称しています)