- ごあいさつ
 - 教育理念・目的・目標
 - 研修センターの概要
 

皆さまに質の高い研修をご提供します
地域医療振興協会(JADECOM)は全国のへき地、離島など医療確保に困っている地域を支援するために設立された公益社団法人です。現在医師等の医療人材は都市部に集中し、医療の「地域偏在」が大きな社会問題となっています。
協会では「医師不足」が深刻となっている地域において、医師が不在の際に迅速に患者さんに適切な対応ができる人材を育成すべく、「特定ケア看護師」の研修を開始しました。
協会の特定ケア看護師研修は特に患者の急変時等に実力が発揮できるよう、臨床推論の学習に重きをおき、21区分すべての習得を目指しています。将来医師が不在の山間へき地や小規模離島、さらには介護施設や在宅の現場などで、医師の代わりとなって患者に適切な一次対応ができる人材として大きな期待が寄せられています。
協会ではe-learning教材を独自に作成し、実習においても内科総合医、総合診療医、各科専門医、診療看護師等が一体となって指導するなど、質の高い研修を提供しています。あなたも地域で患者や家族、周りの同僚から信頼を集める、そんな「特定ケア看護師」を目指しませんか。是非地域医療振興協会の地域に貢献できる「特定ケア看護師」研修にご参加下さい。
JADECOM-NDC研修センター


特定行為のできる看護師の育成に向けて
厚生労働省が特定行為研修事業を開始してから、10年が経過しました。
この間、加速する超高齢社会や新興感染症の流行といった大きな転換期を経験し、特定行為研修修了者の役割が一層広がっていくことが明らかになりました。
とくに近年は、働き方改革に伴うタスクシフト・タスクシェアの必要性が高まり、総合的なマインドを持つ特定行為研修修了者への社会的ニーズがますます大きくなっています。さらに、医療の高度化や地域格差の拡大により、患者によりプロフェッショナルに寄り添える人材が強く求められるようになってきました。
私どもJADECOM-NDC研修センターでは、こうした社会の要請に応えるべく、全区分履修タイプの特定行為研修を通じて、総合的な臨床力とケア力を備えた人材―特定行為研修修了者【特定ケア看護師(NDC)】の育成に取り組んでまいりました。
 
修了生は第9期までで67名、うち47名が当協会施設で活躍しています。
また、修了生同士が切磋琢磨し、さらに学びを深める場として、月に一度「卒後藤谷塾」と称した早朝勉強会を開催しています。ここでは症例検討を通じて臨床推論を磨き、非常に高いレベルの議論が交わされています。参加者全員が「共に学ぶ姿勢」を持ち続けながら、ネットワークの“輪”を広げていることも大きな特色です。
今後も、地域医療を支える中核的な人材育成を目的に、教育体制の工夫・強化を進めてまいります。臨床現場での実践力を高め、キャリアアップを支援しつつ、地域の多様な医療ニーズに応えられる人材を育てていくことが、私たちの使命です。
JADECOM-NDC研修センター

