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『ずっと、このまちで暮らし続けたい』を応援します

 

新年明けましておめでとうございます。

私は昨年3月に研修センターを修了し、今年度は卒後臨床研修として自施設で総合診療科医師の指導を受けながら臨床推論と特定行為を学んでいます。

私が勤める施設は東京スカイツリーを眼前に望む、東京浅草に近い下町にある高齢者を対象としたケアミックス型施設です。
都心にありながら、春は隅田川の桜、初夏は三社祭、夏は入谷朝顔まつり、秋は酉の市など一年を通じてたくさんの伝統的なお祭りがあり、江戸風情が色濃く残る地域にあります。患者さん・利用者さんの多くはこの地域に住む区民の方々で、生まれも育ちも、そして亡くなるときもずっと浅草という方も少なくありません。
タイトルの「『ずっと、このまちで暮らし続けたい』を応援します」は当施設の理念です。「ずっと、このまちで暮らし続けたい」と願う患者さん・利用者さんの思いに応えられるよう日々丁寧な関わりを心掛けています。

 

「○○さんの血管が細くて、採血と点滴ラインが取れない」

「呼吸器の△△さんのアラームが止まらない」

「□□さんの気管カニューレに吸引チューブが通らない」…

 

まだまだ研修中の私ですが、毎日各部署のスタッフからたくさんの相談を受けます。上記はその一部です。
患者さんのところに出向き可能な範囲で対応する、よろず相談屋のような活動もしています。患者さんの日々の小さな変化の中には、後に急変や重症化を起こす前兆と考えられるものがあります。その時に対応できれば小さなボヤとして対応できますが、その時に対応されず後に大火事に至ってしまう方がいらっしゃいます。

さらに当施設の患者さんの多くは高齢であるために、病気が見つかり治療して治ったとしても、それをきっかけに体調が戻らず亡くなってしまう方もいます。実際に私も今までにそのような患者さんを目の当たりにした苦い経験があります。そのような経験から、患者さんに小さな変化があったその時に対応できれば、患者さんや御家族が安心して入院生活を送ることができ、現場のスタッフが安心して働くことができるのではないかという思いからこの研修を受講しました。

今までに私が対応したことで急変や重症化を防ぐことができたと思える出来事はまだありませんが、小さな変化のうちに対応できたために大事に至らずに済んでいるのではないかとも考えています。
また結果的に何事もなかったとしても、「すぐに診てもらえて安心した」と患者さんや現場のスタッフから声を掛けていただくと、まだまだ研修中の私の小さな活動が『ずっと、このまちで暮らし続けたい』と願う患者さんや御家族、現場のスタッフの安心に繋がっているのではないかと嬉しく思います。

 

JADECOM-NDC研修センター3期生 特定ケア看護師
東京都台東区立台東病院・老健千束 看護介護部 看護主任 細川信康

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