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二人目の特定ケア看護師の活動

 

はじめまして。私は昨年度、JADECOM特定ケア看護師研修を終了した3期生で、岐阜県恵那市にある市立恵那病院で2人目の特定ケア看護師として勤務している伊藤です。

今回、無事に臨床研修を修了し、特定ケア看護師としての業務を開始しました。自施設での臨床研修は大きな問題もなくスタートを切れましたが、次第に研修が進むにつれて痛感するのは1期生の先輩の偉大さと自分の知識・経験の少なさでした…。

それは、医学的なこともですが、看護師としても社会人としても感じることが多々あり、そのたびに先輩や副センター長に叱咤激励していただいていました。

そんな私でも、昨年度から配置換えになった外科病棟で看護業務をしながら臨床研修をするうちに、病棟メンバーから患者相談や点滴の相談、治療方針の考え方など少しずつ声をかけてもらえるようになりました。外科病棟で初めてのことばかりであり、正直、私よりもできる看護師ばかりです。

その中でも少しずつ声をかけてくれたり、「頼りにしてるよ」「伊藤さんがいてくれると安心する」と言ってくれたりするスタッフのために、病棟での特定ケア看護師の動き方を考えていきたいと感じました。

病棟やスタッフが良くなれば、その分患者さんに還元できることを信じて、これからも奔走していきたいと思っています。

現在の当院の特定ケア看護師のイメージは1期生の先輩です。活動の仕方が違うため、どうしても周りの理解や受け入れが難しくなることがあります。

その中で自分がこの病院で地域に住む患者さんのために何ができるのか、どうしていくのかを医師・看護師だけでなくコメディカルも巻き込んで活動することで、「特定ケア看護師の働き方っていろいろあるんだな」というイメージをもってもらえるようになりたいと思っております。

現在、新型コロナウィルスへの対策で全国的にもですが、地域・院内でも非常に問題になっています。そんな中で自分が特定ケア看護師として病棟を守るために何が必要かを行動していきたいと思っています。

 

公益社団法人 地域医療振興協会 市立恵那病院
特定ケア看護師 伊藤香奈美