はじめまして。福井県の公立丹南病院で特定ケア看護師(NDC3期生)をしております、木下と申します。
1年間の卒後研修を終え、今年4月から特定ケア看護師としての活動を開始しております。
主な活動としましては、総合診療科の医師と共に救急外来の対応を行い、そこから入院となった方を、一緒に担当させていただいております。
一日のスケジュールは、定時より1時間ほど早く出勤し、カルテからの情報収集・検査データの確認・プレラウンドを行い、担当患者さんの状態を確認することから始まります。
朝の内科ミーティングの後、回診に同行し担当患者さんのプレゼンを行い、本日行う事などを確認します。代行入力にて検査オーダーや点滴調整、カルテ記入などをさせて頂いております指示変更などがあれば、アセスメントを含め担当看護師とシェアします。その後、救急外来の業務に就きます。他科からPICCなどの依頼があれば、適宜実施させていただいております。
また、各病棟の重症患者をチェックし、必要時介入できるようにしております。
しかし、毎日タイムリーに患者さんに介入し、良い結果を出せるわけではありません。何事もなく1日が終わることの方が多いです。
たまに、タイミングよく介入できたかなと思うことがあるくらいです。ですので、今の活動の仕方が正しいのか、患者さんに良いアウトカムをだせているのか不安になることも多いです。
そんな時は、私のヒーローである故・九重親方(元・千代の富士)の言葉を思い出します。
「今日いい稽古をしたからって明日強くなるわけでじゃない。でも、その稽古は2年先、3年先に必ず報われる。自分を信じてやるしかない。大切なのは信念だよ」
今は目先の評価に惑わされず、日々の努力と小さなファインプレーを積み重ね続けること。
それが、後の信頼であったり、良いアウトカムに繋がると信じ、精進していきたいと思います。
*写真の「忍」という言葉が書かれた色紙は、共通の知人を通じて九重親方から戴いたもので、私の宝物です。
公立丹南病院 特定ケア看護師 木下誠一