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脳卒中診療の中での活動

今月のブログ担当、東京北医療センター佐々木です。卒後臨床研修を終え、現在は主に脳神経外科で活動しています。

当院は東京都でも高齢化率の高い城北エリアにあり、地域の脳卒中連携診療システムの中核として1次脳卒中センターの役割を担っています。救急医療はもちろん、予防や早期発見、リハビリ、再発防止に至るまで、包括的な脳卒中医療を地域の皆様にご提供できるよう、院内の他科・多職種と協力し取り組んでいます。

脳卒中診療のなかで、特定行為研修修了者としての役割は多岐にわたります。
一例としては、脳卒中Aで運ばれてきた患者さんの初期対応として、状態を評価し医師に報告、医師の事前指示の下、検査や投薬、指示簿の代行入力や必要書類の準備、血栓溶解プロトコールの準備や開始、CT/MRIや血管造影室への移送を行い、door to image/needle time(DTI/DTN)の短縮につながるように活動しています。

また突然の発症で戸惑われるご家族に寄り添い、これまでの生活・社会背景など、必要な情報収集と現状の理解度を確認することも大切な役割です。急患対応に備え、日頃から医師から指導を受け、密な「報連相」のもと入院患者・家族対応にあたります。退院後の生活設計に寄り添い、目標に向かって患者を中心にお支えできるよう、緊急時だけでなく日頃から多職種間で円滑なコミュニケーションを心掛けています。

現在7期生2名が、当院で共通科目実習に取り組んでいます。今年から一新されたスカイブルーのユニフォームを身に纏い指導を受けている姿に、私も刺激を受けています。

日々前向きに、ひとつずつ課題をクリアしていく事で、少しでもみなさんのお役に立てるといいなと思い、これからも活動していきたいと思います。