活動ブログ

ホーム > 活動ブログ > 特定ケア看護師ブログ > 「特定ケア看護師の臨床研修を終えて」

「特定ケア看護師の臨床研修を終えて」

今月ブログ担当をさせていただく、茨城県の石岡第一病院所属、NDC6期生の石橋侑香です。
私は、2023年3月で臨床研修を終え、4月からは外来に所属しながら、病棟・救急外来で主に活動しています。
臨床研修を修了し、まだまだ、不安や疑問は多くありますが、少しずつできることや自身で判断できることが増えてきました。
先輩NDCの過去の活動と昨年度の臨床研修中に、私自身様々な病棟や外来で活動させていただいたおかげで、院内にNDCの存在が少しずつ広まってきていると感じています。
ありがたいことにそんな私に声をかけてくださり、患者さんの対応できることに喜びを感じています。
ただ、できること・やらせていただくことが増えた分、自分自身に余裕がなく「十分な活動が行えているのか」「これでいいのか」と葛藤や不安も多い日々です。そんな中でも疑問や不安があるときは指導医や先輩NDCに相談し一つでも多くの不安・疑問を解決に導き、1日のうち一つでもできることを増やしていけるよう頑張っています。

活動の一つに創傷管理があります。
自宅で発生した褥瘡が悪化したため入院管理となったケースや残念ながら入院中に寝たきりとなり褥瘡形成してしまったケースもあります。形成外科の医師や主治医へ相談しながらできる限り連日処置に介入し、特定行為として「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」の必要性を判断し、実際に行ったこともありました。人の皮膚組織を切除するという行為は何度行っても緊張する行為です。実際に患者さんの創傷治癒に一役買えた時は、喜びと達成感でいっぱいになります。
成功経験ばかりではなく大変なこともありますが、日々やりがいを感じています。時には「NDCがいてくれてよかった」「声をかけてよかった」とスタッフから声をかけていただくこともあり、さらにやりがいを感じ、モチベーションにもつながっています。
現在は病棟や外来を横断して活動しています。フットワーク軽く動けることはNDCの強みの一つであると思います。患者さんやスタッフにとって声をかけやすい存在でありたいと思い、今後はより一層患者様のために、医師・看護師の懸け橋となる活動をしていきたいと思います。