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鳴らないPHSから、よく鳴るPHSへ

今月のブログを担当させていただきます、飯塚市立病院のNDC7期生、津川直也です。よろしくお願いします。

微力ながら地域医療に貢献できるように、2022年度にNDC研修を受講しました。2023年4月に自施設一人目のNDCを拝命して、卒後研修を開始しました。ただ自施設でNDCの認知度は低く、支給された新品のPHSはほぼ鳴らず、充電せずに30日間使い続けてもPHSのバッテリーが切れることはありませんでした。「いつも先生について回ってるけど、何をしてるの?」とスタッフより質問を受けることがよくありました。

そのため、積極的にNDCの周知活動に取り組みました。そして内科での卒後研修中は、1日に何度も病室やナースステーションへ行き、コメディカルスタッフと積極的にコミュニケーションを図りました。そうすると、徐々に連絡や相談の件数が増え、PHSが鳴るようになりました。

ただ、担当患者のことについて相談があっても即答できないことが多く、知識の乏しさを痛感する日々でした。また慣れない代行オーダーに不備があり、薬剤部、放射線科、検査科など各部門よりご指導をいただくこともありました。

それでも日々の実践と反省を繰り返し、自己研鑽を重ねて、また指導医やコメディカルスタッフよりご指導をいただきながら活動を続けました。その結果、鳴らなかったPHSは、最近よく鳴るようになりました。担当している入院患者についてだけでなく、マニュアル添削や勉強会の開催依頼など様々な業務を依頼していただけるようになりました。

現在は、内科研修と救急部研修を並行しています。わからないことだらけですが、少しずつ理解を深め、できることを増やしていこうと思います。

そして、医師のタスクシフト・タスクシェアを実践することで、チーム医療の向上と、患者・医師・コメディカルスタッフの全員にメリットをもたらすことができるように、これからも精進してまいります。

新設したヘリポートの運用を9月より開始しました。救急医療にNDCとして関われるように奮闘しております。