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当院でのNDCの活動状況

 

今月のブログを担当させていただきます、東京北医療センターのNDC8期生の大熊尚人です。

当院でのNDCの活動状況について報告いたします。私は現在臨床研修を行っています。臨床研修では救急科、脳外科、循環器科、総合診療科など様々な専門の医師と行動し、思考を学んでいます。そもそもNDCは、高度な臨床スキルと幅広い知識が必要になります。

急性期だけでなく、様々なライフステージの患者の診断や治療を間近で学ぶことは、座学では得られない大きな財産になります。本報告では、活動内容、今後の展望について述べます。
救急科では、救急外来において、初期評価、診断、治療計画の立案に従事しています。具体的には、急性呼吸不全や心筋梗塞、外傷による出血など、様々な緊急症例に対応しています。特に、胸痛や呼吸困難といった症状で来院する患者に対しては、迅速な評価と適切な治療を行い、入院や専門医へのコンサルテーションを行っています。循環器科で学んだ、心臓超音波の技術や、心電図の判読の知識を活かすことが多いです。

病院での活動では、多職種連携が重要です。NDCは、医師、看護師、臨床工学技士、リハビリテーションスタッフなどと密に連携し、患者の状態に応じた最適な治療とケアを提供しています。特に、複数の専門家が関わるケースでは、NDCが調整役としての役割を果たし、治療方針の標準化が図れるよう努力しています。

NDC研修では、e‐learning、演習や実習を行い、様々な学びがありました。学びに限界が無いことも、この研修を行い体感できました。医療知識や技術を維持・向上させるために、定期的な研修や勉強会に参加していかなければならないと感じています。また、研修に参加することを許可してくれた組織に、学びを還元する必要があると思っています。
後輩看護師や研修医への教育も行い、実践的なスキルや知識の伝授に努めています。最近では、心肺蘇生法(CPR)や緊急時の対応に関するワーキンググループに参加し、院内の急変時の対応の標準化を目指しています。
NDCでの活動は、組織内の患者の治療とチームの効率化に大きく寄与していると思います。今後も引き続き、患者の安全とケアの質を高めるために努力していく所存です。

 

急変対応についての勉強会