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パワーの源補充し、臨床研修へ、いざ出陣!

今回ブログを担当させていただく杏林大学医学部付属杉並病院NDC8期生後藤香織です。
当院で初めての特定看護師であり、看護部長と副部長に相談しながら、手探りで始まった自施設臨床研修です。

初めての研修は消化器内科で、指導医のチームと共に回診に回らせてもらいました。消化器内科病棟以外にも指導医の担当患者が入院していたため、私の存在を知ってもらうチャンスだと各病棟へ行くたびに現在特定看護師の臨床研修中だとアピールして回りました。消化器内科は内視鏡が多く、医師が病棟から不在になることもあり、一人で回診をさせてもらったこともありました。そのような時「後藤さん!」と知らない看護師から声をかけられ、患者さんの相談を受けました。少しずつ看護師さんから相談を受けることが増え、医師と相談しながら看護師の疑問、質問を解決できるようになりました。
現在は、循環器内科の研修中ですが、私がいる日は何故か色々とあります。全館コードブルーが3連続で鳴る日が多かったり、二室しかないカテーテル室に予定カテ二件のところ緊急カテが二件入ったり、当直研修では毎回深夜の緊急カテが入ったり、指導医から「荒らしの後藤」とあだ名をつけられました。

そんな毎日で、ただただ駆けずり回っているだけの自覚しかありませんでした。
外来の処置室で急変した患者さんがいた時に、特定行為を行いながら、医師が求めるであろう薬剤は何かやどこにあるか、あれがほしい、これをやってほしいなど外来の看護師にお願いし、患者さんの命を救うために自分ができることを必死でやっていました。
それから数日後、たまたまその日に勤務していた外来看護師とばったり会った時に「あの時は助かりました。わからないことがいっぱいあったけれど、後藤さんが指示してくれたからよかったです。」と言われ、患者さんの命にばかりに向き合っていただけですが、看護師の助けにもなっていたのだなと嬉しく思い、日々駆けずり回っていることも自分の成長に繋がっているのかなと実感してきています。

私は、医者になりたい訳でも、手技だけできる技術屋になりたい訳でもありません。医師のタスクシフトや看護師のタスクシフトもありますが、何よりも患者さんの命を守ることができる看護師、医師がすぐに駆けつけられない時でも、研修で学んだ臨床推論や特定行為で、私が命の架け橋になれる特定看護師を目指しています。
まだまだ未熟すぎて落ち込むことが多いですが、いつもそばに看護部長や副部長がいてくれて、すぐに相談でき、愚痴も聞いてくれたり、お菓子をくれて励ましてくれます。しかも美味しいお菓子ばかりで、私の一番のパワーになっています(笑)。
医師たちも、私の研修に協力をしてくれて、一期生でこれでも良いのかと悩む時もありますが、恵まれた環境で研修を送れていると思います。
今日も、部長や副部長たちからの愛のこもったお菓子を食べて、研修へいざ出陣!