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こんにちは。JADECOM-NDC研修センター1期生の大岩真弓です。

 

こんにちは。JADECOM-NDC研修センター1期生の大岩真弓です。

JADECOM-NDC研修センターを卒業後は、伊東市民病院で内科、外科など医師のチームに入り研修をさせて頂きました。先日NDC研修センターを卒業してから1年半を迎え、研修のまとめを院内のNDC委員会で発表をさせて頂きました。

私が勤務している伊東市は65歳以上の高齢者率が40%と全国平均と比べて高く、高齢者の多くは独居や老々介護で、現在でも退院調整に難渋する患者さんが多くいます。現在伊東市民病院では在宅医療は行っていませんが、いずれこの地域で在宅診療、訪問看護で活躍できる特定ケア看護師を目標としています。他施設での訪問診療、訪問看護研修の中で、実際に家で生活する患者さんとご家族を見学実習させていただきました。その中で、独居や介護者の介護力が不十分であっても家にいたい意思があり、それを理解したうえで、サポートをどのようにしていくかケアマネジャーやスタッフ間で話し合っている姿をみて、もしかしたら今までにもっと患者さんの家に帰りたいという意思を尊重することができたのではないかと思いました。
日々、医師やケアマネジャー、多職種スタッフ、ご家族と本当によく連絡を取り合っていて、直接顔を合わせることが病院よりも少ない分、考え方や方向性がすれ違うことがないようにコミュニケーションを取っていくが大切であることを学びました。

これからの課題は、1年半経過しましたが、まだまだ知識が足りません。救急外来の初期対応で、医療面接、身体所見の取り方、臨床推論、診断能力をもっと身につけていきたいです。また特定行為の実施によって、病院へ行くことなく在宅で患者さんの苦痛を取り除き、より安楽な生活を継続できるようにしていきたいです。そのためにはまず病院の中で多職種とコミュニケーションを多くとって主治医の考えや方針を看護師やコメディカルに共有できるようにしていきたいです。そして今後の在宅医療の提供へつなげていきたいです。

まだまだ課題はたくさんですが、1つずつ知識やできることを増やして、地域住民の方が安心して住み慣れた場所で過ごせるお手伝いができるよう努力していきたいと思っています。