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与那国島から。

 皆さん、こんにちは。診療看護師の筑井です。このブログの一番初めに書かせて頂いた者です。
 当時は島根県の病院にいましたが、あれからまたいくつかの病院を数ヶ月ごとに周り、やっと東京に戻ったと思いきやそれもつかの間、今私は日本最西端にある与那国島の診療所で診療看護師として働いています。

 ここは、ドラマ、Dr.コトー先生のロケ地となった場所で、周りは全て真っ青な海に囲まれた離島です。一番近いお隣りの陸地は台湾になります。人口は1800人弱で、島に信号は2箇所しかありません。

 突然のスコールやジャングルのような森、満点の星空は若かりしころバックパッカーで旅をした東南アジアを思い出させてくれます。島一周は約25キロ、この前、頑張ってママチャリで島巡りをしました。日曜日だったせいか歩いている人には1人もすれ違いませんでしが、馬とは100頭ぐらいすれ違いました。

 この様な素晴らしい環境で、今私は離島医療を経験させて頂いています。
 まだ1ヶ月で離島医療は初心者の私ですが、ここでは大事な事が3つあると思います。
 一つは島で生活している島民の方々の日々の健康を守ること、二つ目は急患患者の対応です。診療所では対応できない病態や疾患をいち早く判断し、へリ搬送に持っていくのか、それとも民間機に乗せるのか、民間機なら何時の飛行機に間に合わせるか、一刻を争う状態に対応しなくてはならない瞬発力や判断力が必要です。
 最後は診療所に診察にきてくださる全ての患者さんに対応する幅広い知識です。0歳児から90代まで、その年齢層の幅広さは今でも戸惑います。疾患も風邪や腸炎などのよくあるものから馬に蹴られた、ムカデに刺されて気分が悪くなった、海でガラスが刺さったなどの外傷、そして心不全や糖尿病管理まで実に様々です。
 診療所にはたった1人の医師しかいません。看護師さんは3名、そして事務さんは2名の計6名で島民の方々の健康を守っています。皆さん島を熟知した強くて優しい素晴らしい方々です。島の人達の事を本当によく知っていて、個人としての人生を知っている人達がその生活の中で病気になった、という目で患者さんをみている気がします。これは、いつも病院で働いて病気になった患者さんしか知らない私にとっては大変勉強になります。
 離島医療はあらゆるものが凝縮し詰まった玉手箱の様な気がしてます。日々新しいことを勉強しなければ毎日の診察補助にははいれません。毎日新しい事ばかりで大変ですが、これまたやり甲斐は充分すぎるほどあります。色々な勉強や経験をさせて頂き、1日終わりにスクラブのまま海に飛び込みひと泳ぎして家に帰る快感はなんとも言えない贅沢な時間です。ご興味のある方、是非離島医療を経験してみてください!

Dr.コトー診療所の撮影セットがそのまま残っています!

診察看護師 筑井菜々子

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