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特定ケア看護師の挑戦in沖縄

以前ブログを書かせて頂いた時から、あっという間に1年近くの時が過ぎてしまいました。この1年で経験した大きな出来事は、「与那国島」の診療所派遣を経験した事です。

 与那国島の概要は先月のブログで筑井さんが書かれているので、ぜひ読んでみてください。診療所は24時間待機が1年中、自衛隊の駐留による診療所負担の増加などが重なり、できる事を何でもしてこいという指令の下に派遣となりました。診療所では医師の外来診療補助に加え、調剤(軟膏を混ぜるのが難しい)、カジキマグロ大会の救護班、台風対策など、色々な場面で仕事をする事ができました。また、熱中症やヤシガニに挟まれたなど、沖縄らしい経験も沢山できました。
 約2ヵ月間の派遣を終え、研修課程から現在に至るまで、最高の教育を受けていた事を実感しました。NDC研修センター、東京ベイ浦安・市川医療センター、伊豆今井浜病院で教わった事を展開すれば、診療所という環境でも医師のパートナーとしてうまく働く事ができると実感しました。今回は診療補助が主でしたが、もちろん看護師として働く事もでき、時と場合に応じて役割を変える事も特定ケア看護師の強みの一つではないでしょうか。
NDC研修センターの教育目的にある「医療資源に恵まれない山間へき地・過疎地・離島での医療・看護活動ができる」を研修修了生として実感できた貴重な経験でした。さらに特定ケア看護師をパートナーとして迎えてくださった、与那国診療所長の金城医師にも心から感謝しています。
 へき地や離島医療に興味がある方は、ぜひ研修に参加してください。研修は厳しいですが、最高の教育が受けられると思います。いつの日か、一へき地や離島でご一緒できる事を願っています。

伊豆今井浜病院
特定ケア看護師 進士勇介