こんにちは。国立国際医療研究センターのNDC3期生の月坂です。
タイトルは、かの有名なドラえもんに出てくるしずかちゃんがのび太を励ます時の優しい言葉です。
いきなり私事で恐縮ですが、私は人前で話すのも注目されるのも苦手、中学校の頃はいじめられ、高校生の頃は保健室登校でした笑 さらに勉強が嫌いで本気で勉強しだしたのなんて高校2年の冬です。暗記パンがあったらいいなとテスト前は切実に思っていたことを思い出します。
そんな私が、一生勉強の看護師の道を選択し、さらにもっと勉強しなければいけないNDCになり、現在は臨床研修で各科をローテート、看護師10年目ではあるけれど、知識不足を痛感する毎日です。
当院は全行為ができる特定看護師が、私達が初めてであるため、顔を売ることから始まり、毎日知らない人と関わる度に引きつる笑顔で自己紹介、組織が大きい分行き届かない点も多く失敗もたくさん経験してきました。その成果もあってか患者さんからは「緑の先生」と認識してもらえるようになり、スタッフからも覚えてもらえるようになりました。(先生ではないのですが)
勉強嫌いがここまで続けられているのは、患者さんの笑顔であったり、看護師を教育してくれようとする素敵な医師だったり、一緒に働く中で尊敬できる同僚のおかげだったりします。臨床が好き(患者さんのために何かしたい)という気持ちがあれば、苦手なことも続けられるのだと感じています。
NDCの教育を受けて、医学、看護への興味はもちろん、人との接し方も学べた気がします。最高。
Cardiac Output=HR×SVですが、そのStrokeVolumeを構成する因子に例えると、前負荷(自分で勉強)、後負荷(教育や自己研鑽)、心収縮力(臨機応変に伸び縮みし考えること)だと思います。
医師と看護師の両方の考え方ができることは治療をスムーズに進めるにあたりとても重要なことで、エビデンスベースで説明できることは患者さんの安心感にも繋がります。
制度的にまだまだ課題はあるし、自身もまだまだですが、お互いを思いやる気持ちを持って謙虚に、look aroundしながらこれからも精進して行きたいと思います。