私は奈良県にある市立奈良病院で現在、わかくさ色の白衣で臨床研修中です。総合診療内科、ICU/CCUでの臨床研修を経て、現在は循環器内科で研修を行っています。また、褥瘡回診に参加させてもらい、デブリードマンや閉鎖式陰圧療法などの特定行為も指導医のもとで実践しています。
臨床研修では指導医とともに診察、アセスメント、治療方針についてディスカッションをしたり、特定行為を行ったり、当該病棟患者の発熱や低酸素などの初期対応などを行っています。初期対応の際は特に、臨床推論が求められます。JADECOM-NDC研修センターでの臨床推論の基礎と楽しさを学ばせていただいた事は、臨床研修で糧になっています。
研修先の病棟では病棟看護師と勉強会の開催をすることもあり、シミュレーション学習を行っています。その中でも臨床推論を使っています。
医学的視点を学ぶことで、患者さんへのより早い対応や補足説明を行えることはもちろん、看護師やコメディカルとタイムリーに情報共有が行えることで、研修前以上に多職種連携がスムーズになっていると思います。特定ケア看護師が居てくれて良かったと声をかけてもらえる事も多く、私自身のモチベーションにもつながっています。
特定ケア看護師の強みの一つはフットワークが軽いことだと思います。これからも患者さんにとってもスタッフにとっても声をかけやすい存在でありたいと思います。