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NDCとしてやりがいを感じる日々

 

こんにちは。横須賀市立市民病院の菱沼民子と申します。

私はNDC3期生として2019年3月にNDC研修センターを卒業し、現在は各診療科をローテーションしながら臨床研修を受けています。

私がNDCを目指そうと思ったきっかけを少しお話したいと思います。私が勤務している病院は神奈川県の三浦半島にある横須賀という場所にあり、地元でもあります。この地元の自施設で看護師として何かできることはないかと常に思っていました。そのためにはもっと深く勉強をしたいと思ったこと、自分が学習したことを院内の看護師教育にもつなげたいという思いで、NDC研修センターを受験しました。

入学後に感じたことは自分が今まで感じていた以上に自施設の職員がバックアップをしてくださったこと、疾患などでわからない部分は医師の方々が研修医と同じように指導してくださり、自分1人の力で高い壁を乗り越えてきたのではないと強く感じました。卒業後は各診療科をローテーション中ですが、医師の方々は手取り、足取り指導してくれます。何を実際に行っているかというと、指導医の担当している患者さんを一緒に受け持ち、病状の把握はもちろんのこと、検査のオーダーや、栄養管理、抗菌薬などの選択など患者さんを総合的に管理する部分をさせてもらっています。

毎日指導医と検査結果や治療内容をディスカッションすることで臨床推論を高めることができ、私が知り得たことを病棟看護師に伝達することで、医師が何を考え、何に注意してもらいたいかという部分をスタッフへ補うことができているように思います。また、急変の前兆を捉え、タイムリーに専門領域にコンサルテーションを行うことで病状の悪化を防いだ症例も数件ありました。少しずつ小さなファインプレーを重ねていくことで医師や看護師、その他のコメディカルからの信頼を得られるように日々努力をしています。

実際に受け持ち患者さんやご家族に一生懸命介入すればするほど、患者さんの容態が良くなるように感じると同時にNDCとしてとてもやりがいを感じます。

私たちNDC卒業生は21区分38の行為ができますが、特定行為項目実施が主要ではなく、患者さんの病態を的確に把握し、臨床推論を行い、タイムリーで必要な治療の介入をサポートする、また患者・家族、医師、看護師、その他コメディカル達との仲介がメインに行っている内容であり、その次に特定行為項目の実施があると私は思っています。

今後の長期目標として、近隣の住人から信頼される医療の提供ができるように更なる学習を行い、救える命があるのなら救えるように日々努力をしていきたいと思います。また、自施設でのNDC卒業生が増えるように学習だけではなく、立ち振る舞いなど十分に気を付け、後輩育成に繋げていきたいと思います。