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臨床研修

<写真1> 横須賀を代表する無人島猿島

 

初めまして、横須賀市立うわまち病院N D C4期生の鶴井亮扶です。
今年度は、臨床研修という位置づけで、ご指導の下活動しています。

4月から9月までの間は総合診療センター(内科、救急、集中治療)10月から整形外科での研修をさせていただいています。

4月からの半年間の研修では主に内科患者の病棟管理、外来診療を中心に学ばせてもらいました。I C Uでも呼吸器の設定変更など、特定行為研修で学んだ知識をアウトプットする機会をいただきました。

10月からは整形外科の研修になり手術助手、術前・術後患者の内科的管理、発熱などの初期対応をさせていただいています。

前半の研修で学んだ内科的関わり方を医師が手術などで不在の中、主体的に実践しなければいけないので日々四苦八苦していますが、当院のI C U医師が相談に乗ってくれるため、患者の状態をアセスメントしプレゼンを行う機会を多く得られ、とても充実した研修になっています。

内科での研修中は病棟に滞在する事が多く、病棟Nsから「医師からは経過観察でと言われているのですが・・・」と言った相談も多くありました。その際には、患者さんを見にいきカルテを確認し、医師が経過観察で良いと思った理由があれば説明し、どの様な変化があったら再度報告すれば良いのかを伝えました。そういった相談を解決した時に病棟看護師からの「相談してよかった。いつもいてもらえると助かる。」との言葉に、N D Cの病棟での存在意義を感じる機会がありました。

また1月からは麻酔科での研修を行う予定です。

麻酔科は特定行為を6区分(気道確保に係るもの関連、人工呼吸療法に係るもの関連、動脈血ガス分析関連、栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連、術後疼痛管理関連、循環動態に係る薬剤投与関連)修了する事で麻酔管理料Ⅱを算定できる様になりました。そのため麻酔科に所属し麻酔業務の一部を担当させていただく事で、医師の業務負担軽減と病院収益への貢献などが行えると思います。

その他にも術前スクリーニングや術後の回診などで合併症の予防や早期発見などといった部分で臨床推論を深めていけるのではと考えています。

臨床研修を始めて早くも7ヶ月経過しましたが、J A D E C O M -N D C研修センターでの特定行為研修は全行為を学ぶ過程で、様々な視点を身に着ける事ができると感じました。そのため働き方や働く場所を選ばず、どこでも活躍できるための下地が作られるのではないかと思います。

最終的に自分がどこで働く事になっても、患者、地域医療へ貢献ができ、周囲から求められる人材になれる様に、残りの研修期間で研鑽を積んでいこうと思います。