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特定ケア看護師の浸透をめざして

日毎に冷気が深まる季節となりました。NP・NDC研修センター6期生、横須賀市立市民病院の中村 明日美(なかむら あすみ)と申します。2022年3月にセンターでの研修を修了し、現在は卒後1年間の臨床研修中です。1~2ヶ月毎に各診療科をローテートさせていただいており、あっという間に折り返し地点です。

私が日々行っているのは、指導医の担当している患者様の診療録記載や薬剤等の代行オーダー入力、輸液や食事の調整、退院調整のための情報収集などです。また、動脈採血やCVカテーテルの抜去など、特定行為のトレーニングにも日々勤しんでいます。時には、患者様への看護ケアの実践やお散歩にお連れしたり、大混雑した救急外来に行ったりして業務を手伝うこともあります。
入院病棟で仕事をしていると、病棟の看護師や薬剤師から沢山の相談を受けることもあります。診療科をまたぐような案件もあり、私はその都度、主治医の先生の元へ走ったり電話をかけたりしています。今はまだ上手く立ち回れませんが、患者様への医療の提供と、我々医療者の協働がスムーズになることを目指して日々奮闘中です。

特定ケア看護師の活動は、コミュニケーションが1番重要だと感じています。むしろ、そこを求められているのではないかと思います。特定ケア看護師の働き方や需要は様々で、十人十色ならぬ十施設十色ですが、いずれにしても患者様と医療者、医療者と医療者を結ぶという役割が大きいように感じます。
より良い看護を患者様に提供するということを目標に、院内の看護師が「看護って面白い」と思えるように、特定ケア看護師を目指そうと思う人が増えるように、私の特定ケア看護師としての活動はまだまだ始まったばかりです。