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シンポジウム『特定ケア看護師の挑戦:コロナ禍の活動報告、他』のご報告

シンポジウム『特定ケア看護師の挑戦:コロナ禍の活動報告、他』
座長:山田隆司副理事長

▼シンポジスト
診療所:米原市地域包括医療福祉センターふくしあ(中村泰之管理者+4期生 尚永直也)
老健:地域包括ケアセンターいぶき(畑野秀樹管理者+3期生 桐山真理子)
病院:上野原市立病院(和田優子看護部長+3期生 志村はるか)
麻酔科:横須賀市立うわまち病院(麻酔科:砂川浩医師+4期生 鶴井亮扶)

10月15日(土)に、JADECOM学術大会で上記シンポジウムを開催しました。
コロナ禍でしたが、現地に外部のゲストも含め34名もの方に、そしてWebでも47名、合計81名のご参加いただきました。
全国の特定行為研修修了者はやっと5000名近くになりましたが、上手く活動できているのはまだ半数と言われています。

JADECOMでは先進的に、着実に実績を積み上げてきており、コロナ禍においても活躍の場面が多くみられたということを聞いております。
医師の働き方改革でも注目を集めていますが、間違いなく医療・看護の質の向上に寄与することが期待できる存在です。JADECOMとしてもその育成を強く推奨しておりますが、施設により温度差があるのは大きな課題であると感じています。

診療所や老健、地域病院等で実際に活躍しているNDC特定ケア看護師の活動を報告するとともに、協働する医師、また看護管理者からの発信を交え、その有用性を理解、より身近なものとしてそれぞれの所属施設での育成と活用をイメージしていただきたいと思い企画しました。また全国的にニーズが高い「麻酔科タイプ」としての活動を紹介することにより、今後の期待も広げたいと思います。
看護師の新しいキャリアの形としてNDCの魅力を存分に感じ取ってもらい、施設管理者や看護管理者には自施設での必要性についてお考えいただき、多くの看護職に目指してもらうきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。
シンポジストのご協力の下、発表スライドを公開します。
ご参照いただければ幸いです。

▼シンポジストの紹介
(各タイトルをクリックすると発表スライドをご覧いただけます。)
→抄録はこちらを御覧ください。

【診療所】米原市地域包括医療福祉センター「ふくしあ」
●中村 泰之 管理者(医師):先進的に人財をリクルートしてNDCを育成、診療所で活用 協働する医師として
●尚永 直也(JADECOM-NDC研修センター4期生):近隣の急性期病院で救急看護認定看護師としての勤務から、ふくしあへ転職しNDCの道を選択

 

【老健】地域包括ケアセンターいぶき
●畑野 秀樹 管理者(医師):職員が少ない中、老健で初めてのNDCを育成、老健で活用 協働する医師として
●桐山 真理子( JADECOM-NDC研修センター3期生 ):臨床経験が少ない中、老健でのNDCの必要性を感じNDCの道へ 周知環境に苦慮した経験あり

 

【地域病院】上野原市立病院
●和田 優子 看護部長:看護師が少ない中でもNDCを育成、活用 成功事例にできた看護部長の役割と成果
●志村 はるか( JADECOM-NDC研修センター3期生 ):子育てしながら「今」というタイミングとチャンスを活かし、NDCの道へ メンターとしても活動

 

【麻酔科タイプ】横須賀市立うわまち病院
●砂川 浩 麻酔科部長:全国的にニーズが高く、今注目を集めている麻酔科での活用 協働する医師として
●鶴井 亮扶( JADECOM-NDC研修センター4期生 ):OP室経験から麻酔科でのニーズを感じNDCの道へ 総合診療科と並行して麻酔科で活動