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新しい挑戦

こんにちは。

NDC3期生の加藤祐子と申します。

私は2018年度にJADECOM-NDC研修センターでの研修を修了し、2019年度は1年間卒後臨床研修を行いました。

そして臨床研修を終えた今年4月、東京医療保健大学大学院 看護学研究科 高度実践看護(NP育成)コースに入学いたしました!

 

NDCとしての研修期間には沢山の熱意と愛情のこもったご指導をいただき、何度もくじけそうになることもありましたが、多くの方々の支えによりとても充実した研修を行うことができました。

 

間違いなくこのチャレンジは、私の看護師人生の大きな大きな転機となりました。

 

それまでの看護師としての判断や行動から特定看護師としての判断や行動へと変わり、自身が担う責任や求められる能力、役割が拡大し、自分が選択した治療に対する反応はどうだろうか、自分が行った医療行為は安全だっただろうかと不安で仕方がなくなることも多々ありました。

しかし、受け持ち患者さんが回復した時、ありがとうと言ってもらった時、ご家族の喜ぶ顔を見た時、その回復を医療チームで共有した時の達成感は何とも言えないものがあります。

 

また、急性期病院での経験しかない私にとって、地域研修では多くの気づきや感動を経験することができましたし、特定看護師として活動したことにより、看護師のみならず、医師やコメディカルスタッフの役割や熱意を知ることができ、患者さんを中心とした”One team”なのだと実感することができました。

 

臨床研修を通し、自身の未熟さを痛感し、さらに学びを深めたいという思いから大学院進学に至りました。

そのため、ここ数年の私は、NDC受験や大学院受験など志望動機を書く機会がたくさんあり、特定行為のできる看護師を目指そうと思ったきっかけは何だったのだろうか、自分はどうなりたいのだろうか、と改めて考える良い機会となっています。

 

NDC受験の時には、友人にインタビューアーになってもらい、私の漠然とした「特定看護師になりたい」という思いに、なぜ?どうして?と、とことん質問してもらいました。あまりにもまとまりのない答えに、「これは大変だ」と友人が大爆笑していたのをよく覚えています。そして最終的には「なりたいもんは、なりたいんだ!」と根も葉もないことを言ってしまいました。しかし、あの時に問い詰めてもらったおかげで、自分のビジョンやミッションを考えることができたと思います。

 

みなさんもぜひ、看護師を目指したきっかけや新人看護師時代の看護観、今の看護観、これからのビジョンやミッションなどなど、お時間があるときに考えてみてください!

明日からの活力になるかもしれません。

 

大学院という新しいチャレンジがはじまり、少しの間臨床を離れることになりましたが、「いつでも どこでも だれにでも」適切な医療が適切な時期に届けられるよう、だれにとっても「出会えてよかった」と思って頂ける人材を目指し、努力を続けていこうと思います。

 

最後になりましたが、最前線で新型コロナウイルス対応をされている医療従事者の方々、日常を支えてくださるエッセンシャルワーカーの方々に心からの感謝と敬意を表します。

日本全国、世界各地において一日も早く平穏な日常が過ごせますように。

 

※地域研修で訪れ大好きになった鳥羽の海です。

 

東京医療保健大学大学院
看護学研究科 高度実践看護コース
M1 加藤 祐子