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『第13回JADECOM学術大会』でシンポジウムを開催しました。

2019年9月のJADECOM学術大会において、14日にはシンポジウム『特定ケア看護師の挑戦~診療所での活用の可能性』を、15日にはフォローアップ研修として『NDC集会』を開催しました。初めての横須賀開催で、軍港や海軍カレー、ネイビーバーガー等も楽しんでいただけたようです。

 

 

 

シンポジウムには約80名の方にご参加いただき、少しずつではありますが、この制度の周知の広がりを感じることができました。

シンポジストとして、

①与那国町診療所で島への滞在中24時間医師一人で島を守る重圧の中、トライアル的ではありましたが特定ケア看護師を活用することに挑戦していただいた金城先生からは、「有用であり期待以上であった」「是非使ってみるべきだ」「今後のニーズは間違いない」と。

②その与那国町診療所の医師負担軽減において、模索しながらも診療所での活動第一号として挑戦した特定ケア看護師1期生の進士と、

③北は青森の六ヶ所村地域家庭医療センターで診療所からの派遣要請第一号に応え挑戦した、同じく特定ケア看護師1期生の吉田からは、それぞれの活動を看護がベースにあるからこそという部分を大切に報告してくれました。

④地域医療を自身のテーマに、診療看護師として両方の診療所とNDCを実務を通して繋いできた筑井は、活動してきた経験の中から、地域で必要とされることとは、特定行為を学んだものの有意性、役割について、またOHSUでの研修から学びえたことについて、それぞれ熱く語ってくれました。

 

 

あまりに熱く時間が押してしまいましたが、ミニドクターではなく医師と看護師の違いを認識して働いていることが分かったといった、ご理解いただいたという感想を多くいただきました。

また反対勢力に関する質問には、筑井から「小さなファインプレイを重ねていけば認めてもらえる。また認めてもらうための努力は必須。」との回答。私たちの強力な応援団医師:北村先生からは「特定行為の最終的な責任は医師にあるが、是非責任を持って行動すると看護師から発信してほしい。」とのメッセージをいただきました。それに加え金城先生から「一緒に働いていて困ったことはなかった。責任は十分に感じられた。」との嬉しいコメントをいただきました。

シンポジストのご好意でご提供いただいた当日のスライドの一部を、ご覧いただければ幸いです。

 

■1. 公立久米島病院 金城医師 発表スライド
■2. 伊東市民病院 特定ケア看護師 発表スライド
■3. 六ヶ所村地域家庭医療センター 特定ケア看護師 発表スライド
■4. JADECOM-NDC研修センター 診療看護師 発表スライド

 

本制度の普及について国が力を入れており少しずつ増えてはきているものの、周知はまだまだ十分ではなく、本来必要であろう地域では『うちでは難しい』という印象の元、実現に繋がらない現状があります。5回目となるNDCシンポジウム。制度そのものの理解から、修了生の活動に伴い具体的な役割や活用について情報発信できるようになって参りました。今年度は、昨年の経験を元に「診療所での活用について」をテーマとしました。

修了生からは、こんな大きな成果も憧れるが、毎日の小さなファインプレーも大切で、地道に積み重ねていきたいとの意見もありました。

今後さらに特定ケア看護師への応募者が増え、幅広い分野で修了生が活躍してくれることを期待したいと思います。

 

NDC集会では全国に散らばった修了生・研修生が一堂に会し、久しぶりに顔を合わせた仲間たちの大切な時間となりました。4期生、研修生を迎えて総勢35名。今後活動にするに当たり、特定ケア看護師間の交流を深め、それぞれの能力を高め合える関係を構築したいと考えました。

また特定ケア看護師の活動の一環として、急変予測、急変予防に関わることがあります。この急変予測、急変予防に関するRRS(Rapid Response System)を理解することで、自施設での活動に寄与できるのではないかとテーマを企画しました。

 

 

1期生、2期生、3期生から1名ずつ、自身が経験した「入院中に悪寒を伴う発熱を起こした症例」「くり返す発熱でRRS要請され鑑別を求められた症例」「RRS立ち上げについて」をプレゼン、全員でディスカッション、アドバイザーである医師からフィードバックをいただきました。「病態理解や臨床推論の基礎があるからこそ、対応出来ていると思う。RRSがなくても特定ケア看護師として早期介入していくことも役割となってくる。」と締めていただきました。

 

 

次に、東京ベイ・浦安市川医療センターのRRS第一線でご活躍の藤本医師より「NDCによる急変予測〜タイムコースと応援タイミングとその共有〜」というテーマでご講義いただきました。このシステムで『ミッキーコール(東京ベイでのコードブルー)』がほぼなくなったということでした。憧れです!

その後ワールド・カフェで「自施設で特定ケア看護師として急変予測、急変予防を行うには」をテーマに語り合いました。

最後に、それぞれの所属施設の上司や仲間、家族から寄せられたメッセージカードが全員に贈られ、思わずこぼれる笑顔…溢れる涙…心からの感謝…これからを支えてくれる宝物となりました!

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