今回のブログを担当させて頂く事となった、伊豆今井浜病院に所属しているNDC5期生の瀬川 啓史(せがわ ひろふみ)と申します。
卒後臨床研修の一環として、去年の12月に約2週間、伊豆下田診療所に研修へ行きました。
自分自身これまで急性期医療に触れる機会が多く、診療所の診療といった普段触れる事のない領域の研修で、とても新鮮なものでした。
診療所での主な業務内容は、各種予防接種・定期受診・胃カメラ・大腸カメラ・訪問診療などでした。診療所に訪れる患者さんの特徴としては、土地柄のせいもあり高齢者の方々が非常に多く、基礎疾患を抱えている方がほとんどと言っていいくらいでした。
基礎疾患は、common disease(日常的に高頻度で遭遇する疾患)の方々が多くいらっしゃいました。
また診療所では、緊急で行える検査や処置には限りがあります。
だからこそ、問診や身体診察など医療の基礎に立ち返ることがいかに重要かを、改めて学ぶ事が出来ました。やみくもに検査を行うのではなく、問診や身体診察からできるだけ可能性を狭めていき、鑑別を絞ることの重要性を再確認する事が出来ました。
指導医の先生や看護師や事務の方々もとても良い方々でした。普段触れる事のできない領域で、とても勉強になりました。
現在は主に外科で指導医の下活動させてもらっていますが、次年度からは、主に地域包括ケア病棟に入院している整形外科や外科の患者さんの管理、麻酔中の管理(鎮静剤の調整や輸液管理等)などを、医師と共に行わせてもらう予定です。
今後も勉強し、病院・地域医療に貢献できるように日々精進していきたいと思います。